ショートメッセージ

 

「たゆまず飽きずに励んでいれば」
ガラテヤの信徒への手紙6章6~10節
牧師 久保島 理惠
「たゆまず善を行いましょう。
飽きずに励んでいれば、時が来て、
実を刈り取ることになります。」
(ガラテヤの信徒への手紙6章9節)

パウロは、キリストによって救われた者として善を行うように勧めます。ですから、それは救われるための条件ではなく、感謝のあらわれです。そして、わたしたちがどう生きているかは、神さまの目にすべて明らかです。

わたしたちの信仰生活にはさまざまな困難や葛藤があります。けれども同時に、キリストにおいて希望が与えられています。神の独り子をこの世にお遣わしになった神さまがわたしたちを見放すことはありませんし、聖霊がいつもわたしたちを導いてくださいます。そして教会には、信仰によって神の家族となった人たちがいます。その人たちと一緒に愛をもって互いに仕え、重荷を担い、この世を生きていきます。信仰生活は、決してひとりぼっちの道のりではありません。

ですから、わたしたちは安心して終わりの時、終末を目指して信仰の道を歩みます。神さまを愛し、隣人を愛して、今日一日を生きる。それがわたしたちの信仰生活です。そして神さまのお定めになった時が来れば、キリストを通して約束されている永遠の命が実現します。それは、わたしたちの行いによって決まることではなく、キリストの復活によって確かにされていることなのです。


2024年4月


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