ショートメッセージ

 
「ペトロの信仰告白」
ルカによる福音書9章18~20節
牧師 久保島 理惠

「イエスがひとりで祈っておられたとき、弟子たちは共にいた。
そこでイエスは、『群衆は、わたしのことを何者だと言っているか』
とお尋ねになった。弟子たちは答えた。
『「洗礼者ヨハネだ」と言っています。ほかに、「エリヤ」だと言う人も、
「だれか昔の預言者が生き返ったのだ」と言う人もいます。』
イエスが言われた。
『それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。』ペトロが答えた。
『神からのメシアです。』」  
 (ルカによる福音書9章18~20節)

 弟子たちへの問いかけの前に、イエスさまはひとりで祈っておられました。このお祈りが弟子たちの信仰を支えます。ペトロが「神からのメシアです」と正しく言い表すことができたのは、イエスさまのお祈りが先立って導いてくださったからです。

信仰告白は、確かにわたしたちの口を通して出てくるのですが、不思議なことに、そこにはいつも主の導きがあります。自ら発した信仰告白によって、自らが養われ、癒され、励まされ、導かれるということが起こります。主がわたしたちに働いてくださるのを経験するのです。

わたしたちの信仰はイエスさまの祈りに基づき、導かれています。ですから、主を告白するときに示されるのは、自分の信仰の深さや確かさではなく、むしろわたしたちの信仰が不確かで頼りないものであるにもかかわらず、そのようなわたしたちをイエスさまが祈りによって支えてくださっているということです。ですから信仰を告白する度に、わたしたちは励まされ、力づけられます。そして主のいきいきとしたお働きを受け取ることができるのです。



2026年2月


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